ROUND3
[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="karma.png" name="呂布カルマ"]
前回のお前の勝ち方と 俺の負け方
話題になったのはどっち?
それは生き方の差だろ
俺の肩に乗っかったもんの重み 今ならわかるぜ
お前 あん時のキレがねぇ
フラフラ フラフラ遊んでっからそれは仕方ねぇ
Rockとは名ばかりの
クソみてぇなロックフェスでやる音楽ばっかりやってんだもんな お前
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[speech_bubble type="drop" subtype="R1" icon="rshitei.png" name="R-指定"]
「本物のラッパーは場所を選ばねえ」
みたいな事お前言ってなかったっけ??
これこれ こいつの悪いとこ
全部自分の言葉 返って来てるからさっきから
お前 オーストラリア行って お前 ブーメラン振り回してるのか
カンガルーみたく飛び跳ねながら考えろよって
MOTOYのライムも出てくるわ
しょうもない
しかもな、年下に親っていうな 恥ずかしいわボケ
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[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="karma.png" name="呂布カルマ"]
違うね ホンモンのラッパー
立つ場所を選ばない そこでラップすればって話だ
お前がやってんのは媚びへつらったRockもどきみたいなのと変わらねぇ
俺はそれをHIP HOPって誰も認めねぇ
あれがHIP HOPだったら 俺は とっくに辞めてる
ブーメランは確実にお前の首を切り裂いて
俺の手元に戻ってくる
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="drop" subtype="R1" icon="rshitei.png" name="R-指定"]
だから 別にお前に認めてもらうために
HIP HOPやっとんちゃうねん ボケが
なぁ、サイファーいつまでも梅田でやってる俺が恥ずかしいか??
てかさ 聴くけど 格好悪いのってあかんかったっけ?
ダサいのってあかんかったっけ?
それ上回るくらい 俺ラップ好っきゃねん
大人が上がらんでもかまわん
ガキの茶番で俺がNO.1
[/speech_bubble]
先攻から、
「お前はつまんないRockかぶれ」
と痛烈なパンチラインでまずはポイントをしっかりと稼ぐ呂布カルマ。
しかしR-指定もさすがの反撃。
「カンガルー」の下りははるか18年前の
B-BOY PARKの一戦にて、
当時の王者KREVAに対してMOTOYというラッパーが放った
「カンガルーみたく飛び跳ねながら考える 頭フル回転中」
というライムのサンプリングですね!
いちいち元ネタがニッチすぎますね。。。笑
その次のバースで呂布カルマが放った
「ブーメランは確実にお前の首を切り裂いて 俺の手元に戻ってくる」
ここが一番の見どころだったのではないでしょうか。。。!!!
R-指定がこれでもかと2代目モンスターに向けて
「ブーメラン」呼ばわりすることに対する
最高のアンサーだったと思います。
R-指定が2代目モンスターを全滅させるムードが漂っていた中で、
会場の空気をもっていくのは至難の業のはず。
その中でも芯をブラさず説得力のあるワードで観客を沸かせた呂布カルマは
まさに圧巻でしたね。
正直R-指定もそれに全く引けを取らない、
堂々のスキルをかましていましたが、
結果はなんと、、、、、、、、、
一発で会場の空気をかっさらっていった呂布カルマが3-2で勝利!!
因縁の対決は、ついに呂布カルマが念願のリベンジを果たしたのした!
今回も、やはり何度でも見たいと思わせてくれる名勝負を繰り広げてくれましたね!
これにて2代目の威厳を保ち、初代vs2代目に対決は終わりを迎えました。
そして最後に、
全ての対決を終えた上での「R-指定の真骨頂」について少し考察したいと思います。
やっぱりRは半端ない。 2代目との対決を通して感じた『凄み』
こうして戦いが終わってみると、
だれしも呂布カルマ戦で視聴者の皆さんが少なからず
感じていたことがあると思います。
「R-指定あんま調子よくなかった?やっぱりブランクはあるのかな」
と。
結論で言うと、答えは「NO」だと思います。
それは何故か?
憶測の域を出ませんが、ぼくはR-指定が
あるコンセプトを掲げて戦いに挑んでいるように感じたからです。
それはズバリ、
「相手の土俵にあえて立った上で叩き潰す」
という点です。
FORK戦ではガチガチのライミングを。
ACE線ではユーモア&フロウを。
そして呂布カルマ戦ではクールで気高い論破スタイルを。
時に歴代最強の将棋棋士、羽生善治は
大勝負の際はほとんどと言っていいほど
相手の得意戦法に誘導したうえで勝利するといったスタイルを
未だに貫いているそうな。
ラッパーR-指定も、これに通じるマインドがあったのではないか。
ぼくはそう感じています。
相手の良さをスポンジのように吸収し、その上で戦うことによって、
相手を完膚なきまでに叩き潰そうという
R-指定の王者としてのプライド、気高さを再確認することになりました。
結果普段とは違う、クールなR-指定に少し違和感を感じた人が
いたのかもしれません。
しかし、
そんな彼の姿に今一度カッコよさを見出せればそれは
素敵なことだと思いますわ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
数々の名勝負を残した「初代vs2代目モンスター対決」。
絶対に負けられない戦いを通して、これからはさらに強くなった
2代目モンスターの一面を見ることができると思うと楽しみで仕方ありませんね!
一皮むけたモンスターたちのこれからにいっそう期待しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!